一期一会
一期一会…その機会は二度と繰り返されることのない、一生に一度の出会いであるということを心得て、互いに誠意を尽くす心構えを意味する。さらに、これからも何度でも会うことはあるだろうが、もしかしたら二度とは会えないかもしれないという覚悟で人には接しなさいと戒める言葉。
医療で最も重要なことは診査、診断である。100人の患者さんがいたら大袈裟かもしれないが100通りある。一人の患者さんでも少なくても5通り位は治療方針がある。どの治療法がこの患者さんに合うか医療人の立場と経験、研究データ、一人の人間としての立場でアドバイスをする。勿論良い治療と言われていても自分が受けたくない治療であれば一応説明はするが正直あまり薦めたくはない。
医療人はその患者さんの人生に携わる事になる。我々の一言や行った治療によって人生を良くも悪くも変えてしまう事もある。歯医者嫌いを作っているのは間違いなく我々歯医者。一患者入魂の精神で全力を尽くす。残念ながら力及ばず、抜歯しなければいけなくなり、患者さんの力になって差し上げられない事も勿論ある。上手くいかない事は誰でもある。しかしながら信頼関係が成立していてアフターフォローをしっかりとして差し上げれば、少なからず大嫌いとはならないはずだ。度重なる治療のやり直し、説明不足など過去に多くの悩みを抱えてくる患者さんは去年も後が絶えなかった。結局は歯医者が自分の首を絞めている。じっくりとカウンセリングを行い、この患者さんが何を求めているかを察知し、しっかりとした診断のもと的確な処置を行う。必要以上に多く通わせない。今年も患者さんの気持ちとライフスタイルに寄り添う歯科医療を当たり前と考え提供していきたい。
『一患者入魂』
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