歯周病と全身疾患の関係
今回は、歯周病について、そして歯周病と体の病気の関係について説明します。歯周病とは歯に関する細菌の感染症で、歯がぐらぐら動いたり、口臭がしたり、歯ブラシで出血がつづく…などいろんな症状があります。
この歯周病は、歯だけではなく、体の全体に悪影響を及ぼすことが最近の研究で分かっています。たとえば、歯周病菌は、早産・低体重児出産にも関与していることが研究により報告されています。
以前私は、重度歯周病の妊婦の患者様(30代)を診察いたしました。診察の際、私はその患者様に対し、歯周病が進行している方は、歯周病のない方に比べ早産・低体重児出産のリスクが高まることをお伝えいたしました。その患者様は出産後、再度来院してくださいましたが、赤ちゃんは実際早産で低体重児であったとのことでした。早産の原因が歯周病であったかどうか断定はできませんが、歯周病が影響した可能性は少なくないといえます。
歯周病はほかにも、糖尿病、肥満、心筋梗塞、誤嚥性肺炎などさまざまな病気にかかわっていることが分かっています。歯周病は予防・治療がとても重要といえます。気になる症状がある方はぜひ来院をご検討ください。
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