顎関節症とは?

食べ物を噛んだり、口を開閉する時に、顎を動かす筋肉(咀嚼筋:そしゃくきん)に痛みや違和感を感じる咀嚼筋群の機能障害と、顎関節の痛みや雑音を伴う可動制限を総称して顎関節症と呼びます。これらは、単独で症状を現す場合もありますが、多くは両者が混在した病状を呈します。

成人の46%に顎関節症の何らかの症状があるとの報告もあります。

顎関節症の症状について

顎関節症の症状には以下のようなものがあります。

口を開けようとすると痛い

あごを動かすと音がする

口が大きく開かない

口が閉じづらい

急にかみ合わせ・噛む感じが変化した

頭痛,首や肩のこり,耳の痛み,耳鳴りなど

これらの症状がある場合、顎関節症に関係する場合があります。

顎関節症の分類

Ⅰ型:咀嚼筋障害

その病理は筋緊張と筋スパズム、筋炎です。顎関節部の運動痛と運動障害をわずかに生じることがあり、筋痛を強く生ずる。

II型:関節包、関節靭帯、円板後部組織の慢性外傷性病変

顎関節部の運動痛と圧痛を強く生じ、関節雑音を生ずる。筋痛は弱い。関節鏡下で病変を認める。

III型:関節円板の転位や変性、穿孔、線維化

クリッキングと呼ばれる関節雑音が顕著である。筋痛はなく、顎関節部の疼痛は弱い。

III型a 復位性関節円板転位:関節円板の位置関係が復位する時に関節雑音(クリック音)が確認できる。
III型b 非復位性関節円板転位:関節円板の位置が復位しない。ひっかかりのための開口障害や顎関節の疼痛がおこる。開口障害や顎関節の疼痛がおこる。

 

IV型:変形性関節症

関節軟骨の破壊、下顎窩や下顎頭の骨吸収や変性・添加、関節円板や滑膜の変形異常などの退行性病変を主徴候とし、クレピタス音と呼ばれる関節雑音が顕著である。X線所見上も大きな異常を認めるようになる。

V型:上記のI~IV型のいずれにも該当しない

上記のI~IV型のいずれにも該当しないが、顎関節領域に異常症状を訴える、心身医学的な要素を含むもの。

顎関節症の治療ついて

顎関節症の治療は、まず、咬み合せ検査をし、レントゲンやCT検査で顎関節部分の骨や筋肉の状態を調べます。その後、スプリント(マウスピース)療法、咀嚼筋(そしゃくきん)のストレッチ、お薬の服用などを用いて治療をしていきます。

主な顎関節症の治療

スプリント(マウスピース)よる治療する

咀嚼筋のストレッチやマッサージをする

お薬の服用する

注射による治療する

これらを症状に合わせて組み合わせ、治療をしていきます。顎関節症の治療はこれらの日外科的治療で8割~9割は改善します。