予防歯科は健康寿命を延ばす第一歩です

皆様は平均寿命と健康寿命という言葉をご存知でしょうか?

平均寿命は生まれてから、その人が何歳まで生きるのかの平均を指しています。これに対して健康寿命は、厚生労働省の定義によれば、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことを指します。

下のグラフは厚生労働省が発表した簡易生命表によると、
男性の平均寿命が79.55歳、健康寿命が70.42歳、
女性が平均寿命が86.30歳、健康寿命が73.62歳となっています。

男性は9.13年、女性は12.68年が日常生活に何かしらの制限があり不健康な期間となります。この不健康な期間を縮めることで、一生涯の健康な時間を増やすこのができ、なおかつ、健康であれば医療費の負担も減らすことができ節約にもつながるのです。

ここで皆様はどうして歯科医院と健康寿命になんの関係があるの?と思った人は少なくないと思います。

それは歯の病気はすなわち口腔疾患はお口だけの病気ではない言うことです。全身の様々な疾患と深く関わりがあることはご存じでしょうか?特に歯周病は心筋梗塞や糖尿病などの多くの全身疾患と深く関係しています。(詳しくは歯周病と全身疾患についてのページをご覧ください。)

歯周病を予防・治療をすることでお口の中だけでなく全身の健康にも役立つのです。お口の病気を予防することは健康寿命を延ばす第一歩です!皆様も悪くなってから歯医者に行くのでなく悪くならないように予防をして健康なお口と身体を手に入れましょう!

予防歯科で虫歯や歯周病を予防するプラークコントロール

歯周病や虫歯の原因はプラークです。このプラークは丁寧なブラッシングによって、大部分を取り除くことができます。つまり適切なブラッシングを続けることで、歯周病を予防することができるのです。それだけではありません。程度の軽い歯周病であれば、ブラッシングで治してしまうことも可能です。

歯を残すには専門家による定期的なケアが大切

治療をしたあと、3ヶ月か半年などの一定期間が経ってから、再び診察することをリコールといいます。リコールは、症状が改善されているのか、また、新しい病気にかかっていないかを確認するために必要なことです。リコールのときは病状の確認ばかりではなくブラッシングの大切さを改めて認識したり、プラークや歯石がたまっている場合には、スケーリング・ルートプレーニングも行います。長期的にみると、リコールを行っている人と行わない人では歯を失う率に大きな差が出てきます。

また、欧米と日本の定期検診率と残存歯数の統計データをみると日本は先進国の中でも最下位という統計データも出ています。

下の表は各国の高齢者の残存歯数の表です。やはり日本は各国と比べても残存歯数が低く予防への認識が遅れていると言えるでしょう。

スケーリング(歯石除去)

歯石は自分で取り除くことはできません定期的に歯科医院へ行き、歯石を取り除いてもらいます。これをスケーリングといいます。

また、ルートプレーニングによって歯ぐきのさらに奥の歯根面を滑らかにしてプラークをつきにくくします。

フッ素塗布の効果

フッ素には以下のような効果があります。

歯質を強化し、虫歯になりにくくする。

虫歯になりかけた部分の再石灰化を促進する。

抗菌作用、抗酵素作用により虫歯菌の活動を抑制する。

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)

PMTC とは Professional Mechanical Tooth Cleaning の略でプロによる歯のクリーニングを意味します。具体的には歯石の除去やクリームを使った器械的研磨をおこないます。虫歯や歯周病の予防になります。約30 年ほど前に虫歯、歯周病の予防管理を目的として北欧でシステム化され、現在多くのリサーチに裏づけられて着実な臨床実績を上げています。

【PMTC による効果】

歯の表面がつるつるして気持ちいいばかりではなく、プラークに含まれる雑菌を落とすことにより、虫歯・歯周病予防の効果があります。 また、歯肉の腫れや痛みを抑え、苦痛緩和、歯の延命効果も期待できます。

ブラッシングの指導を受けよう

歯科治療の最も基本になるのが、正しいブラッシングの方法を患者さんに知ってもらうことです。歯科医師による診断と治療方針により、歯科衛生士がブラッシングの方法を指導します。ブラッシングとは歯を磨くだけではありません。歯ぐきのマッサージをすることも大切な要素です。