インプラントのリカバリー手術依頼

先日、葛西で活躍している親友の先生からインプラントの手術依頼を受けた。下顎の両側臼歯(奥歯)の部位に以前インプラント手術をしたが、4本のうち3本が早期に脱落してしまい、再度インプラント治療を御希望された方だった。

患者さんの特徴は女性で、御高齢ではあるが生活習慣病等無く健康体であった。しかし、かなりの愛煙家であり、インプラントに関しては非喫煙者よりも慎重に行わなければならない。医学的なデータからすると、下顎臼歯部では喫煙者と非喫煙者のインプラント失敗率にさほど大きな差は無い。(前歯のインプラント治療では大きな差がある)今回親友のインプラント治療の敗因は切開と縫合にあったと考えられる。まず術後約2週間で骨の中に埋入するフィクスチャー(人工歯根部)の一部が露出してきた様だ。2回法という術式では、1回目に歯根部を埋入して、数ヵ月後に2回目の処置でインプラントを粘膜貫通させる。露出してきたという事は、理想的な場所にメスを入れられなかったり、無理な緊張がかかった状態で縫合したり、適切な深さや位置にインプラントが埋入されていなかったり(浅すぎる)と様々な点が考えられる。

今回は適切な場所への切開、増骨手術を併用し、無理な緊張がかからない様、粘膜への減張切開(粘膜の緊張を減らす方法)を行った。3本程度であれば30分もあれば十分だが、今回は自家骨移植(自分の骨を移植する事)などもあり、約1時間の手術となった。手ごたえはバッチリだった。4か月後には何でも噛める様になると嬉しい。

よく手術の見学やインプラントの勉強等で当院に足を運び、学会や研修会等にしばしば一緒にいく親友も、再度インプラント治療について勉強したいと言っていた。共に頑張ろう!すべては患者さんの笑顔のため。われわれ歯科医師は一生勉強である。

遠方よりはるばる訪ねて来て下さる患者様、身近でお困りの方を御紹介してくださる患者様、本当にありがとうございます。鷺沼駅から少し離れており御足労おかけしますが、責任を持って御治しさせていただきます。当院の患者さんの多くが御紹介の方で、非常に嬉しく毎日やりがいを感じております。皆様の期待以上の治療を提供できる様スタッフ一同、日々研鑽を積んで参りたいと思います。今後共どうぞよろしくお願い致します。